数分で読める小話を置いてます。 暇潰しにはなるかもしれません。
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「案の定続かなくて逃亡だったねぇ」
「・・・いろいろ理由があるんだ」
「まぁ聞き飽きたから言い訳はいいよ、別に。 誰も期待もしてないし問題ないしー」
「そういうこと言うなよーっ」
「まぁ事実だから仕方ないですね」
「・・・」
「いろいろ理由があるのだけど、特に致命的だったのはPS2が壊れたことでね」
「だから言い訳はいらないっつったろ、バカなの?」
「・・・」
「えーと・・・言い訳しないともう話すネタが尽きたわけなんだけど・・・」
「お前、それでも社長かよ」
「社長関係なくない? ていうか社長にその言葉づかいおかしくない!?」
「・・・最近は社長は何をしておいでなのですか?」
「マンガ読んでたりしてます・・・」
「ゲームは?」
「ちょっとなんか気力と体力がなくて・・・」
「てーか社長って何があるの?」
「何って?」
「気力も体力も根気もやる気も才能も時間も何もないじゃん?」
「・・・」
「何があるわけ?」
「・・・殺意ならあるかな・・・」
「何言ってんの、度胸が無いんだからそれ意味ないでしょ」
「ねぇ、こいつすっげームカつくんだけどっ!! 解雇しましょうよ、秘書さんっ!!」
「留守の社長よりはよっぽど役に立ちますので、それは承諾致しかねます」
「・・・」
「その読んでるマンガなんだけど、女子バレーの話なのですね」
「無理やり話しだしたな」
「百合的に見ることも可能ではあるけれど、基本的にメインどころのキャラたちは全部恋愛対象の異性がいるのですよ」
「真鍋さんが少し追い詰めすぎたからでは・・・」
「私だとこの時点でこの作品で百合な2次創作は不可能になるのだけど、独自の想像力で百合な2次創作を作っていく人とかもいるじゃないですか。 私の好みではないもののあれはあれで凄いなぁって思ったんですよね」
「ほっといたらなんかバカなこと言ってるんだけど」
「さんざんスルーして拾ったと思ったらそれですか」
「創作なんだからどういう展開になろうがおかしくないだろ。 お前の想像の枠が狭いだけのことで人が凄いっていうのは、ただ視野が狭いってのを自覚してないだけの話じゃんさ」
「・・・」
「そもそも恋愛対象の異性がいたら百合じゃないってのがすでに視野が狭い」
「なんでだよぅ」
「最終的に一人を選ぶなら誰を選ぶ、が焦点なんじゃないのー?」
「・・・」
「お前も創作してるつもりならもっと視野広くもたないと話にならんって理解しとけよな?」
「・・・はい、すいません・・・って、なんで謝らないといけないんだーっ! こいつ黙らせましょうよ、秘書さんっ!!」
「社長よりは弁が立つので、それは承諾致しかねます」
「・・・やっぱりここは地獄だった・・・」
(終)
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