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数分で読める小話を置いてます。 暇潰しにはなるかもしれません。
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(ちょっと油断すると…以下略)

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「社長って本当いい加減だよねぇ」
「まあそうですね。 日記も三日坊主どころか一日で終わるような人じゃないかしら」
「君達開口一番それは失礼だと思わないかい?」
「だって書く書く言って書いてないじゃないのー」
「真鍋さんの言う通りですね。 小話だけならまだしも戯言まで」
「そうは言うけどな、お前達。 書くのだって時間がいるんだぞ?」
「戯言って数分で書いてなかったっけー? そんな時間いらないじゃないよぉ」
「…。 それに書くネタ、という問題だってあるんだよ」
「他の作品はいざ知らずとしてレッスルは2を前にして話題豊富かと思われますが? それに最近新しい作品にのめりこんでいたのですからそれで書くこともできたのでは?」
「…わかったわかった、確かにいい加減なのも認めよう。 でも心身的に書ける状態でなかったのも事実なんだって」
「社長ってそんなやわかったっけー?」
「ここんとこ戯言で愚痴を繰り返し言うようになってて避けたかったんだが、どうにもアイデアが浮かばない・浮かんでも話になっていかないんだよ」
「スランプ、ということですか?」
「そんなたいした物も書いてないし、スランプって言うほどのものかはわからないけども、自分で思う理由としては目先に流されてる、ってのと人間関係で疲れてる、かなー…」
「この前まで人恋しい、みたいなこと言ってなかったっけー、社長ってー」
「だからそれなんだよ。 ふつうの人とふつうの話をしてふつうって空気に慣れてきて、だから書けないっていうか」
「はあ」
「もっとこう、がつーんと情熱ぶつけられればそれに触発されてこっちもやるかっ! ってなるかなー、と思ったんだけどな」
「まあマイナージャンル故に仕方ないことかもしれませんね…」
「そうですね…」

「今まで疑ったことすらないんだけども、メルフォにメッセージを送ってくれた人が実はいたけどトラブルでこっちに届いてなかった、とかあるのかな?」
「社長、それはないから。 誰もメルフォなんかしないから」
「い、いやでももしかしたら…」
「何が楽しくてこんなのにメッセージなんかするんよ。 大丈夫、安心しなってないからっ」
「…お前小悪魔どころか悪魔だな……」

「そもそも社長はこの戯言を見ている人がいると思っているのですか?」
「え? だって…最近これくらいしか更新できてないし…」
「あのねぇ、社長。 そうそう世の中にはこんなごった煮に対応できる人がいると思わない方がいいよ? 恥をかくのは社長だよ?」
「…」
「ついでに所属してる私たちにも恥だからそーゆーこと口にするのやめてくれるー?」
「悪魔…」
「それなら秘書をしてる私も恥になるのでやめていただけますか?」
「鬼…」

「前まで短い話も書いていたじゃないか?」
「…全部短いじゃない……」
「…。 いやとりあえず当社比ってことで話を進めていただけないでしょうか?」
「はいはい、そんで?」
「ああいう短いのですらアイデアが出てこないんだよな。 どうにも想像力が低下してるようで、自分でもちょっと疲れてるなって思うんだよ」
「そこを無理にでも書いていかないとプロになんかなれないんだよ?」
「誰もプロなんざ目指してないわーっ!」
「ちっ、根性なしめっ」
「…お前それ社長に向かって言う言葉なのか?」
「社長が無気力では団体自体が下り坂になりますからよろしいのではないでしょうか?」
「…悪魔と鬼……なるほど、ここは地獄でしたか…」
「社長こそこぉんなかわいい子に向かって悪魔なんて信じられなーい」
「こんな有能な秘書に対して言う言葉でもありませんわね」
「君達自己主張は譲る気ないんだね…」
「て、わけでぇ…ちゃきちゃき書きやがれー」
「そうですねえ…」
「悪魔ーっ、鬼ーっ! 覚えてやがれーーーっ!!」
「逃げるなーーーっ!」
「待ちなさいっ、社長っ!」



(終)
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