数分で読める小話を置いてます。 暇潰しにはなるかもしれません。
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「霧子さんさー、なんでここって閉めないの?」
「・・・残したい人がいるからではないでしょうか?」
「誰っ!? そんな人いるの!?」
「・・・私だよ・・・」
「なんだ社長か・・・」
「真鍋おまっ・・・つっこみどころ多すぎて言葉にならないよっ!!」
「つっこみとか聞いて呆れるわ、こんな年数回更新のブログとか行方不明と大差ねーっての」
「なっ、ぐ・・・うぅ・・・っ」
「まぁ真鍋さん、貴重なその数回ですしそのくらいで」
「どうせいつもと同じ内容っしょー?」
「うぐぐぐ・・・」
「実際ね。 最近人様のブログとかいろいろ見てたんだけどさ、ジャンル問わず。 正直半年更新なくなったらもう行方不明ですよね」
「だからそう言ったじゃん」
「続けることの難しさって本当思うよね。 私は日記って書かない人なんで余計難しい」
「さらっと嘘混ぜんな。 書かない、じゃなくて書けない、だろ」
「まぁでもここは日記ではなく創作なんで意味としては違うんだけどさ」
「創作なんていつからしてねーんだよ」
「いちいちうるさいな、お前! 茶々ばっか入れんなよっ!」
「否定できるならしてみろよ」
「・・・」
「創作と言えば、オリジナルなんかはよくアイデアわくんだけど・・・」
「無駄」
「いっそそれも手かなーなんて思ったり・・・」
「むーだー、無駄無駄無駄ー」
「・・・」
「100%完結しないで終わるからかえってもやもやするんでやめれ」
「100ではないだろう・・・」
「100だね。 そのアイデア掴みとラスト付近しかイメージできてないやん。 どうしめるかも見えてないやん。 絶対に終わらないから」
「・・・」
「社長。 社長のいい作品の基準は締め方がかなりウエイト占めてましたよね。 締めれない作品をご自分が書いて許せますか?」
「・・・まだ締めれないと決まったわけでは・・・書いてもいないんだし・・・」
「お前何言ってんの? 締切が無い素人だからっていつまでも終わらないままなんて許されると思うなよ?」
「なんでここまで言われないといけないんだ・・・」
「それはね、前にジルオールでアンケートお礼とか言って書いた話あるよな。 あれって書き始めてからアトレイアに会うところまでってわりとスムーズに書いておいて、そこから止まったよな」
「・・・やめて」
「実際にはそこからお茶してザギヴが来て3角関係オチなわけだけど、そこを書くのにそこまでを書く倍以上の時間かけたよな」
「マジやめて・・・」
「それに限った話ではなくたいがいの話が半分以上まではさくさく書いて、そこから止まったら延々止まるよな?」
「ごめんなさい、許してください」
「お前もうちょっとラストのイメージはちゃんと作ってから書き始める方がいいぞ?」
「・・・なんでこいつこんな上から目線なの・・・」
「でも社長、ふつうはラストのイメージというのはできて書くのでは?」
「無いわけではないんだけど・・・書き始めると間の展開が変わったりして着地点が変わったり・・・」
「雑な話作りしてんな・・・」
「・・・」
「あと・・・」
「うあーっ、もうやめてーっ! ネタばらしはもう嫌ーっ!!」
「あ、こら逃げんなーっ!」
「まぁ予想通りの逃げオチですね・・・」
(終)
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