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数分で読める小話を置いてます。 暇潰しにはなるかもしれません。
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(時間は作る物…でも作れない、作ってない…、な話)

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「時が経つのって早いよなぁ…」
「第一声から他人事のように仰ってますが、明らかに社長の怠慢ですね」
「霧子くん、そう容赦ない言葉をぶつけるがね、人の時間には限りがあるのだよ」
「でもなかったわけでもないですわよね?」
「そういきなり事実をつきつけられると困るんだが…」
「私のタイトルマッチを待ち望んでるファンになんと言えばいいのやら…。 もういっそ霧子さんが社長になればよろしいのでは?」
「そうしたいところですがそうもいかないんですよ、鏡さん」
「あら、どうして?」
「そらお前、確かに霧子くんは優秀な秘書だが社長っていうのはそれだけでは…」
「私が社長になったら、社長が路頭に迷うでしょ? 仮にも団体の元社長にそんな風になられたら団体の風評が心配で…」
「うーわー、すごい言われよう…」

「そもそも社長はメインのアカイイト・レッスルが止まってるだけならいざ知らず、創作自体から相当離れてますよね」
「ええ…まあ、はい…」
「どうしちゃったんですかー? 社長。 私だって風邪ひいたってがんばってるのに…」
「いあお前調子悪い時はとっとと休め、結城。 うーん、アイデアが浮かばないってのが一番の理由ではあるんだが」
「以前の戯言でいくらでもアイデアなら浮かぶ、みたいなこと言ってませんでしたかしら?」
「…言ったかもしれないんだけどね。 その時と今では違うんだって…」
「どう違うんですかー?」
「はっきり言ってMMOのせいだ。 なんかあれやって以来頭が創作の頭にならないというか…」
「…。 社長、まだやってたんですか…」
「なんとなくおざなりで続いてまして…」
「社長には向いてないんですよ、ああいうのは」
「ゲームが好きとうまいは別の話ですからねー」
「そもそも社長RPGゲームは家庭用ですらほとんどやらないんじゃありませんこと?」
「そうです…。 だから実は結構早々に飽きたんだけどね…」
「ならおやめなさいな」
「でも知り合った人たちになんとも申し訳なくて…」
「社長。 私達だって引退とか移籍とか団体とお別れするときは来るんですよー? それと一緒ですよー」
「結城さんの言うとおりですよ、社長」
「むー…」

「ただまあ、アカイイトやレッスルはちょい休みたい、とは思ってる。 考えてアイデアを出すより浮かぶのを待ちたい、というか…」
「もうずいぶん待った気しますけどね…」
「…。 い、いやそうなんだけどさ…。 マリみてとかストシェとかはやブレとかGFsとかそこらで書きたい気持ちもあって…」
「書けばいいんじゃないんですの?」
「でもアイデア浮かばなくてなぁ…」
「霧子さん、やっぱり社長になりましょうよー」
「そうですわね、こんなお飾り社長が路頭に迷おうが知りませんわ」
「そ、そんな君たちひど…」
「では近いうちに、ということで」
「霧子くんまでーっ!?」



(終)

 やっべ、オチてないや…
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