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数分で読める小話を置いてます。 暇潰しにはなるかもしれません。
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(例によって内容はあれなのですが真面目に書いてはいるのでご容赦ください)

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「竹丸様メルフォありがとうございますーっ」
「そうさねぇ、こんな放置ブログを見てくれてるだけでありがたいねぇ」
「サ、サクヤさん、それは言わない約束で…」
「いい加減それやめませんか? 桂さん」

「なんかメッセージもらえるのって凄い嬉しいよね」
「そうですねー。 何もしてないのに、ですから嬉しいですよねー」
「うう…努力します…」

「アカイイドや落語がおもしろかった、って言ってもらえたのだけどね」
「全部葛がおいしい話じゃないさ。 アカイイドなんざあたしは出番碌々ないからねぇ」
「まあまあサクヤさん、そんなこと言うと当店で圧倒的に出番の少ない人が怒りますよぅ?」
「誰のことですか?」
「それは言わぬが花ですよぅ、烏月さん」

「正直言ってアカイイドって書いてて凄い楽しかったんだけどさ。 書き終わって最初に思ったのが『これ著作権的には平気なのかな…?』っていうね…」
「著作権を言い出したら2次創作は書くのは難しいのでは?」
「そうじゃないですよー、烏月さん。 あの小話は正直いいのかと思うほど原作からの引用が多いのですよ」
「まあ、その引用がギャグになってるわけさね。 あんたみたいなお堅いのにはわからないかねぇ」
「え? 烏月さんおもしろくなかったかな?」
「そんなことはないよ、桂さん。 とてもおもしろかったよ」
「…おねーさん、それは言わせている、というのですよぅ」
「そ、そんなつもりはないよっ」
「私もおもしろかったからこそそう言ったまでで、思ってもないことは言っておりません、葛様」
「ふぅぅぅん」
「へぇぇぇぇ」
「何かな? 葛ちゃんにサクヤさん、それは何かな?」
「いやねぇ、烏月が笑うって見たことないねぇ、と思ってねえ」
「そうですねー。 声を出して笑うって全く見たことないですねー」
「いえ、それは、幼き頃よりそのように笑うのは見苦しいと習ったためで…」
「え、でも私見たことあるよ?」
「け、桂さん、それは秘密と…っ」
「なんだい桂。 ずいぶんおもしろそうな話じゃないさ。 じっくり聞かせてもらおうかい?」
「そうですね、おねーさん。 興味深い話ですね、ぜひ聞かせてください」
「あ、あの、サクヤさん、つづらちゃん。 なんか目が怖いよ?」
「では私は今日はこの辺で…」
「どこ行くってんだい? 烏月。 聞いていきなよ、あんたの話さね」
「何かあるようでしたら他の者を行かせますから安心していいですよぅ」
「(だから桂さん、あの時秘密にと…)」
「(すいません…ついうっかりと…)」
「なぁにごちゃごちゃ話してんだい、さあ桂」
「はやく聞かせてくださいよぅ、おねーさんー」
「えっとえっと…。 あ、ああー、ご、ごめん。 陽子ちゃんと間違えてたよー。 烏月さんじゃなかった」
「下手な嘘はおやめ」
「それが本当として烏月さんは何を秘密に、と仰ったんですかねー?」
「…五月蝿いわね。 そんなに気になるのであればその鬼切りと一緒にいればよいでしょう?」
「なっ!?」
「妬いているのなら見苦しくてよ」
「別に妬いてるわけではありませんよぅ」
「あら、そうかしら? では他のなんだと言うのかしら」
「ふ、ふんっ。 いいさ、いいさね。 今日は譲っておくよ。 でも次はそうはいかないからね、桂」
「むー」
「で、では私もこれで失礼いたします…」

「助かったよー。 ありがとうノゾミちゃん」
「それはいいけど、桂」
「何?」
「これは返信なこと忘れてないかしら?」
「あ…」



(終)

 本当いろんな意味ですいません…
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