数分で読める小話を置いてます。 暇潰しにはなるかもしれません。
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「…社長、半年以上興行を行わないと各地の集客力が低下をするのはご存知でしょうか?」
「な、なんだってっ!? 霧子クン、そんな大事なことはもっと前に言ってくれなくてはっ! もう半年なんてずいぶん前にすぎてるよっ。 その上1周年や葛ちゃんの誕生日やらバレンタインやらもういろいろ過ぎ去りすぎててフォローがきかないよっ!」
「後半部分を聞くと確信的に理解していたと思うのですが」
「…社長……私たちのこと、もう…興味ないの…?」
「何を言ってるんだ、遥。 むしろ再び熱が燃え上がって今プレイ再開中だっ! いわんやお前はうちの団体の伝説だから忘れようにも忘れられんっ」
「だからこそメインのはずのアカイイトをさておいてレッスルなのですね?」
「違うよぅ~。 アカイイトでアイデアが浮かばなかっただけだよぅ~」
「頼む。 言わないでいいことをわざわざ言わないでくれ、真鍋」
「だいたいさぁ~、社長ってばプレイ再開はいいんだけど、なんで前の続きなの?」
「…何か変か?」
「最初からやり直した方がいいんじゃないの?」
「…そしたらお前が出てくるのは当分後だな」
「…」
「…」
「うんまあ、続きなのはいいとしてぇ」
「要するに自分を入れろ、と…」
「まあ今の路線であれば真鍋さんがいても問題ないとは思いますけど」
「でしょでしょ? だよねー、霧子さんっ」
「でも…今年の新人は私一人……」
「だって15人選手いるんだから仕方ないじゃないか…」
「そもそも社長のやり方はおかしいんだよっ。 ロートルのおばさんを試合に出さずに維持とか無意味じゃないよぉ」
「ほぉう…」
「あ」
「うちの団体でもないお前がこの俺に向かって『ロートル』だの『おばさん』だの…」
「(ロートルでおばさんだとしても真鍋より強いよな…)」
「(全盛期はすぎましたがいまだ団体のNO3ですからね…)」
「軽く揉んでやるからリングに来なっ、真鍋っ!」
「あ、ス、スカウトの人から電話ー。 そ、それじゃまたねぇーっ」
「…逃げた……」
「しばらく前から時間は取れそうだったんだけどさー…」
「だったらなんでその時においでになられなかったんですか?」
「新作書けてないんだよ…」
「…また……戯言しか書けない……?」
「遥、ついにお前まで痛いところをつくのか…」
「あ…ご、ごめんな…」
「伊達さん、謝る必要はないですよ。 事実なんですから」
「…何も止めを刺さなくても……」
「まあそんなわけで超不定期更新で復活できればいいな、とっ」
「あまり聞かない最低な復活宣言ですね」
「…でも……プロレスでは引退からの…復帰は…案外多い……」
「おおっ、いいこと言うなっ。 さすが遥っ」
「まあ結果が結びつくかは別ですけどね」
「…霧子さん、できればもうちょい優し目で……」
(終)
「な、なんだってっ!? 霧子クン、そんな大事なことはもっと前に言ってくれなくてはっ! もう半年なんてずいぶん前にすぎてるよっ。 その上1周年や葛ちゃんの誕生日やらバレンタインやらもういろいろ過ぎ去りすぎててフォローがきかないよっ!」
「後半部分を聞くと確信的に理解していたと思うのですが」
「…社長……私たちのこと、もう…興味ないの…?」
「何を言ってるんだ、遥。 むしろ再び熱が燃え上がって今プレイ再開中だっ! いわんやお前はうちの団体の伝説だから忘れようにも忘れられんっ」
「だからこそメインのはずのアカイイトをさておいてレッスルなのですね?」
「違うよぅ~。 アカイイトでアイデアが浮かばなかっただけだよぅ~」
「頼む。 言わないでいいことをわざわざ言わないでくれ、真鍋」
「だいたいさぁ~、社長ってばプレイ再開はいいんだけど、なんで前の続きなの?」
「…何か変か?」
「最初からやり直した方がいいんじゃないの?」
「…そしたらお前が出てくるのは当分後だな」
「…」
「…」
「うんまあ、続きなのはいいとしてぇ」
「要するに自分を入れろ、と…」
「まあ今の路線であれば真鍋さんがいても問題ないとは思いますけど」
「でしょでしょ? だよねー、霧子さんっ」
「でも…今年の新人は私一人……」
「だって15人選手いるんだから仕方ないじゃないか…」
「そもそも社長のやり方はおかしいんだよっ。 ロートルのおばさんを試合に出さずに維持とか無意味じゃないよぉ」
「ほぉう…」
「あ」
「うちの団体でもないお前がこの俺に向かって『ロートル』だの『おばさん』だの…」
「(ロートルでおばさんだとしても真鍋より強いよな…)」
「(全盛期はすぎましたがいまだ団体のNO3ですからね…)」
「軽く揉んでやるからリングに来なっ、真鍋っ!」
「あ、ス、スカウトの人から電話ー。 そ、それじゃまたねぇーっ」
「…逃げた……」
「しばらく前から時間は取れそうだったんだけどさー…」
「だったらなんでその時においでになられなかったんですか?」
「新作書けてないんだよ…」
「…また……戯言しか書けない……?」
「遥、ついにお前まで痛いところをつくのか…」
「あ…ご、ごめんな…」
「伊達さん、謝る必要はないですよ。 事実なんですから」
「…何も止めを刺さなくても……」
「まあそんなわけで超不定期更新で復活できればいいな、とっ」
「あまり聞かない最低な復活宣言ですね」
「…でも……プロレスでは引退からの…復帰は…案外多い……」
「おおっ、いいこと言うなっ。 さすが遥っ」
「まあ結果が結びつくかは別ですけどね」
「…霧子さん、できればもうちょい優し目で……」
(終)
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