「お久しぶりですー・・・」
「お久しぶりです」
「あ、お久-」
「あれ、いつもより反応が優しい・・・」
「まともに相手してたらいつまで経っても話が進まないからねぇ」
「・・・」
「そもそもそろそろ私たちのキャラクター性もちゃんと踏襲できているのか怪しいと思い始めていますし」
「・・・」
「自分から話逸らして行数稼ぐのやめなー?」
「何ひとつ言い返せないのが本当につらい・・・」
「いわゆる異世界コミカライズというものが漫画業界において一大勢力となっているのだけども」
「あんだけやめろって言ったのにまだやるんか、お前」
「それも年数かけて・・・」
「いや違うの、そっちは今回言わないんだけど、凄い気になって」
「何がさ」
「私読み始めた頃に、『これらを読んでるのは40台以上』って言われてたのね」
「そうなんですか?」
「実際がどうなのかはわからないんだけど、まずそういう言説があったわけ。 その理由はおそらくなんだけど」
「おそらくってなんだよ」
「別に何のデータも無いので・・・。 まぁそれはさておき、基礎設定の部分で、冴えない社会人生活を送っていたら死んで異世界転生して凄いチートで~ってパターンが多かったから、現実世界での不満を抱えてる人たちに受けているという解釈だったはず」
「はぁ、なるほど」
「あとはこれらの書籍って結構装丁などに力入ってて漫画単行本なんかより高いのよね。 それらを買える購買力って点からも年齢層が高めと思われてたんじゃないかな」
「ふーん」
「ただその言説はやっぱ違うのかなとも最近は感じてて」
「何かあったんですか?」
「やっぱ読んでるのって子供なんかな、と。 というか正直言うなら子供であって欲しい」
「結局おかしな方向に話が行ってるじゃんかよ・・・」
「本当社長は・・・」
「いやだってさぁ、『コミカライズ』だから当然原作が先にあるんだけど、ほっとんどネタバレ感想する人だらけなんよ。 本読みとしてありえなくない?」
「あー」
「あぁ・・・」
「で、なにかってーとアニメ化って騒ぐんだけど、大人ってそんなアニメ見てるん?」
「いや、その、そこはさぁ・・・」
「また凄くコメントしづらいことを仰いますね・・・」
「いや違うんよ、大人なのにアニメ見てるの?って話をしてるつもりは全く無くて、大人にそんなアニメ見る時間ってあるの?って話なんよ」
「それならまぁギリ・・・」
「最近は深夜に放送されてることも多いですし、サブスクで時間ある時にまとめて見るとかもあるのではないですか?」
「どちらも自分に当てはまらないのでどうも頭に入ってこないかな・・・」
「社長ってアニメ碌々見ないね」
「DVDとかも多少なり持ってらっしゃいましたよね」
「んー、そうだねぇ・・・嫌いではないけど、あまり見ないね。 いやでもアニメについては今はいいんだ」
「はい」
「ネタバレだのアニメだのって、正直子供の感覚って私は思っちゃってさぁ」
「おぉいっ、突然ギア上げんなっ」
「え、そんな?」
「そんなです、社長」
「ええー、そうかなぁ? あとこれは私にとって凄い驚きだったんだけど、みんな原作読むんだね」
「お前本当すげーこと言うな」
「私も今では全然本とか読まない活字離れではあるんだけど」
「社長の理解しがたいところは、活字離れなのにここを作ったところですね」
「え、そんな前からなん?」
「そうですよ? ここを作る時点で小話は何本か書いてましたけれど、読むのはほぼしなくなってましたよ」
「読まないやつが書くってどういうこと?」
「そこだけ切り取ると不思議だろうけど、本を読まなくなってたってことだよ。 うちの小話なんて全部集めても一冊分にもならなくない?」
「あー、なるほどね」
「話を戻すと、やたらと原作ではこの後~とかのネタばらしや打ち切り作品に原作のこの先が楽しみだったのにだのと、なんて言うのかな原作語りがやたらと多くてうざいんよね」
「あ、ギア上がったままなのね」
「正直コミカライズですらなんなんこの話キモって思うことあるのに、よくこれを文字で読めたなって思っちゃうことすらあって」
「お前本当ふざけんなよ」
「社長それはライン越えてます。 越えそうではなく越えてます」
「ラインって言えば正直本当タイトルの時点でうんざりするのも多くて、お前そんなのアダルトでやっとけよ、ふざけんなってのも結構あって」
「いやもうやめとけ、マジで」
「やめてください社長、本当に」
「まぁ話が逸れちゃってるからやめるけどさぁ・・・一つだけ言いたいのは、セクシーなのは集客的にいるのも理解はできるけど、もうただの下品ってのも増えてきてて、なんでこんなんを一般でやりたいわけ? とは思うよね」
「んー・・・もの凄く言いにくいんだけどさぁ・・・女子プロレスもそういう側面はあるよ?」
「いやだからセクシーさはメインじゃないじゃん! メインはプロレスだよ!! あんなんと一緒にすんなーっ!」
「お前っ、お前本当やめろっ」
「ちょっと皆さんっ、社長連れだしてっ」
「あいつさー、もう異世界物読ませないようにしないとダメなんじゃね?」
「そう言っても知らない間に読まれてるので・・・」
「収集つかない上に暴言出てきたので追い出したけど、まぁたぶん読者層にぶーたれたかったんだと思うよー」
「本当誰も見てないと思って言動がどんどん不穏になっていて困りますね・・・」
(終)